2008年5月9日

2008年5月6日
五月晴れの広がった5月6日、九州実生会の会長を務めておられる山田良典さんのお棚を見学させて頂いた。熊本市の水前寺公園近くの自宅前に、ビニールハウス2棟からなる作場には、この道40年のベテランらしく数え切れない程のオリジナルブランド実親が育成されていた。
不躾な質問に気さくに解説をしてもらい、多くのことを学ばせて頂いた。その中で、印象に残ったことを少し列挙してみたい。
@実親が黒のビニールポット(5号)で大きく元気に育っていること。ボラ土(日向軽石)植えにし、3年に一度ぐらいの頻度で植え替えいるとのこと。
A「雄木が大事ですよ」と言われるとおりに、雅糸竜や竜などの芸が強い、羅紗地の木が数十鉢も並んでいる。花が付き難いのを、数で補っているとのことだった。現にパッと見ただけでも、10数鉢に花がきていた。
B大宝、大車をベースに交配し、葉幅が広く、丸葉の実生を選抜して残してきたのが良かったと、話して下さった。
C雌木もオリジナルなものがあり、その実生は「深い覆輪が早く回るとですよ」と喜んでおられた。
以下に写真で紹介します。クリックすれば少し大きくなります。
2008年3月1日
春3月の声を聞き、呉市で実生に励んでいる岩政邦明さんの御棚を訪問した。御棚は嘗ての軍港であり坂の町でもある同市和庄の住宅がいにあった。寒冷紗に覆われた棚には、数多くの実親が所狭しと並べられていた。
特に羨ましかったのは、縞羅紗作出の雄木・英宝の多さ。その中で花芽が2つも見えており今年の交配に、力が入りそうな雰囲気がうかがえた。15鉢前後もある大車にも、それぞれ花芽があった。この他、大野大宝やその割子、カキガラ錦福など集めておられた。
また、実生歴の長いベテランらしく、色々な生え実生を育てておられ、見ごたえのある見学をさせていただいた。この後、喫茶店で懇談したが、夏の猛暑を同乗り切るかが話題の中心になった。瀬戸内沿岸の暑さは半端でなく、風がないと棚の中は40度近くになる。植える砂の工夫、水遣り、消毒、灰汁水の使い方など研究の余地がいっぱいと言えるでしょうか。
2007年11月7日
秋晴れに恵まれた11月7日、故郷である旧吉田町に転居された西永祐司氏のお棚を訪問した。左の写真で御覧のように広大なビニールハウスの万年青小屋。「そうよね。来る人ごとに、万年青業者でもやるんね!」と言いって驚いていたという。確かにちょっとした業者さんの温室よりも広い棚と見受けた。時代物だけでも200鉢以上、実親はその倍はありそうだが、それでも広いハウスの半分も埋まっていない。ベランダ栽培の私にとっては、なんとも羨ましい限りである。
植え替えが終わったばかりの万年青を見せて頂いた。実親ではカキガラ錦福や万野がしっかり実を付け、銀などの貴重な木が育っていた。
昨年の万遊会で最優等を取った天元、常楽など、名品や稀貴品が並び、作者の意気込みとベテラン振りが伺えた。「この夏は調子が分からず、倒した万年青もあったが年々良くなると思う」と、様々な工夫をこらした棚を見ながら、話しておられた。
以下、気になった万年青を写真で紹介します。写真をクリックすると大きい写真を見れます。
2006年5月7日
桜前線北上中の4月半ば、三原市久井町の福本静雄氏のお棚を訪問した。と言うより、広島実生研究会の高當会長に連れて行っていただいた。地図を見ながらのドライブだったが、ほぼ予定通り到着した。
目指すお棚は、里山の南裾を走る道路沿いにあった。福本さんは、大きなお屋敷の東角にビニールハウスを造り、羅紗万年青を中心に数百鉢を培養。琴治や碩山などの名品が棚入れされ、熱の入れようがうかがえた。
始めたのは、25歳のころで、三原の神明市で見かけて入手して以来という。50年の栽培暦を持つ大ベテランである。毎年、芋きりをされているとのことで、40本余りの俵を見せて頂いた。
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| 今年の作上がりが楽しみな琴治 | 新芽がのぞく碩山 |