被爆アオギリと日赤の窓

被爆したアオギリ(平和記念資料館の北側)

このアオギリは旧広島逓信局の庭に植えられ

ていた。8月6日、原爆の熱線で燃え上がり枯

死したかに見えたが、焼け残った半面から芽

をふいて蘇り、炭化した半面を包むように樹皮

が覆ってきた。だが、半世紀を過ぎた今も傷痕

は癒えることなく、中央に黒い裂け目として残っ

ている。あたかも、被爆者の心の傷が癒えるこ

とがないように・・・。

1997年3月撮影
原爆で破壊された日本赤十字病院の窓

日赤病院は、爆心地から1キロ余り離れ

た場所にあったが、原爆で窓ガラスは砕

け散り、鉄製の窓枠は大きく曲がってし

まった。爆風のすざましさを物語ってい

る。当時、多くのビバクシャを治療し、後

に原爆病院を併設したこの病院も、近年

建て替えられ、この窓だけが被爆を伝え

るモニュメントとして広島赤十字病院入

り口に残されている。

1997年3月撮影

ドームと原爆の子の像
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